2005年2月25日金曜日

2月5日国語メディア研究会の報告

遅くなりましたが、2月5日国語メディア研究会の報告。 講師は駒澤女子大教授の宇佐美昇三氏。NHKで番組製作をしていた方です。「映像と言葉はどう違うか」のタイトルで、映像と文字の表現についてのお話でした。内容は基本的なことでしたが、私は初めてこの分野の基礎を学んだ気がして、とても興味深かったです。少しわかりにくいかもしれませんが、以下、講義の内容とメモの中から印象的なものを挙げてみます。 言葉は主語と述語で作られるが、映像は主語と述語がくっついた表現形態である。送り手が映像にこめるメッセージと、受け手が獲得するメッセージ(氏はレッセージと表す)は一致しない。映像は否定形、命令形、抽象名詞や英語の物質名詞を表現しにくい。例えば「水」。→ここでは説明できないので関心がある方は直接質問してください。「絵」とは要素と配置と連結が、各々リアル(写実性)とセミリアルと文字の性質を持つものである。番組(映画等も)作る際には脚本があって映像を作るものと、映像があって物語ができるものがある。コミュニケーションに対して自覚的になることが大切だ。 うーん、少しは雰囲気伝わりますか?次回は3月5日「書ほど楽しいshowはない」です。詳細は別項で。
(jimitsu)



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