2005年3月25日金曜日

静岡大学情報社会学部が学生に薦める100冊の本

遠藤さんが紹介してくださっている静岡大学の近藤さんの著書ってこれかな?連句に特化して論じてるわけではなさそうですね。



コンピューター綴り方教室―子どもたちに起きたリテラシー革命
近藤 真 (著)



価格: ¥2,100 (税込)
単行本 - 206p (1996/05)



で、「近藤真」を検索していていいものを見つけました。情報社会学部が学生に薦める100冊の本リストです。
http://www.ia.inf.shizuoka.ac.jp/100sen/index.htm



ざっと見ると、非常にバランスの取れた、かつ退屈ではないチョイスになっていて感心しました。アルビン・トフラーの『第3の波』は、一瞬何故?と思われるかもしれませんが、4年前横国で教わった室井尚教授(現東工大教授)も「今になってこそこの本の価値がわかる」と絶賛していました。



静岡大学は現場に即した情報教育のメッカで、堀田龍也さんなどの有名人がとても精力的な活動をしていて、情報に興味のある現場教員がゼミに続々と集結しているんですよね。堀田研の学生さんと話したことがあるのですが、堀田先生を教祖のように崇め奉ってました。ご本人はあやしげな教祖とは程遠いキャラなんですけど。



インパクトかコンセプトか?

 CMにはさまざまな手法があるわけで、いちがいにインパクトかコンセプトか?と紋切り型に結論はいえないですね。新製品の宣伝の場合はやはりその性能などを説明することになるのですが、15秒や30秒のスポットCMとなるとやはりイメージ優先となる。と言うか商品そのものもイメージやスタイルなど見た目(これが人間を誘惑するエッセンスのすべてかもしれない。)重視になりがちである。となると短い時間内にインパクトを受け手に与えようとするのが制作者サイドというものでしょう。とはいえ受け手を不愉快にしたり挑発したりするインパクト効果のCMはさすがに少なくなっていると思う。ギャツビーもすごいが、逆に激しくないがアイフルなどもインパクトは強い。サラ金となんら関係ないかわいいチワワと孤独な中年清水氏のそれを見るうるうるのまなざしのみだ。視聴者はあれを見るとどうしてアイフルから金を借りる気になるのかが分からない。(はじめは娘の結婚式での礼服購入、その後一人暮らしッぽい設定になった。。。)分からないところがアイフルCMのすばらしいところなのかも知れない。武富士はポシャッタから。ジャズダンスのほうがインパクトがあり、セクシー度が高く男の目線はビシバシ突き刺さるんだが、踊っていればいいってもんではない。一方プロミスのCMも脳裏に焼きついている。「プロミス」と口ずさむときは、なぜかリズミカルに首が動くkjであった。コンセプトとは?実はここが肝であるらしい。何を消費者に伝えようとするのか?わが社のわが商品は何が売りでありそれをどう伝えようとするのか?その伝達はジッタイのあることなので難しい。あることないことをきらびやかに色とりどりにイメージで描けば言いと言うものでないからむずかしい。企業の実体。そしてその記号であるブランド。ブランド力を高めるための広告やCMの重要性。CMで形成されていく企業のイメージ、商品のイメージ。それが企業の収益力アップにつながる。止めを知らない連鎖がそこにある。マクドナルドのCMが気になっている昨今である。トマトレタスベーコンバーガーのCMがとてもよかった。黄緑色の色調のよさ、それと映像にうまく乗る音楽(楽器はモーグである)古臭いけれど味のある70年代テイストのアナログな音、イイ!!やっぱマクドナルドはCMに命をかけている。コンセプトを前面に出したCMつくりの典型である。あれ見て、食べなくても十分生きていけるわれら日本人(ニッポンジン)もよせばいいのに牛食っいたずらな殺生してる。生活様式から変えていくことで国民にバーガー知らず知らずに食わせていくやり方なんぞ、まさにニコニコ顔のやさしい暴力とでも言っておきたい。やはりマクドナルドはすごいと思う。マクドナルドのCM史を研究するといいかもしれない。(中澤)



2005年3月23日水曜日

定例会の場所

map南新町児童館の地図です。小田急線相模大野駅、南口、徒歩7~8分。

CMの傾向

「CMはインパクトより、コンセプト重視、商品より企業イメージの宣伝重視に移行しているとkjは考えていますが、どうでしょうかね。」とkjは述べておられます。ホントのところはわからないけど、最近お気に入りのGATSBYのCMは完全にインパクト、商品重視なところがいい。「染めちょろりんでギャッツンツン ギャッツンツン ギャッツンツン♪」と意味不明の歌詞を真面目に合唱する髪の毛色とりどりの男たち。これが新鮮ということは、やはりkjの言うとおりなのか・・・。
このトピックについて詳しく聞いてみたいと思いました。(松ユリ)



ライター1号になりたくて

ライター1号に中澤はなれるでしょうか?長瀬様ありがとうございます。5月の月例会の発表者である中澤は、その発表のテーマを何にするか?困っています。CMの批評とか、ブランド力にメディアはどうかかわっているのか?とかその様なことをやるつもりです。CMんはインパクトより、コンセプト重視、商品より企業イメージの宣伝重視に移行しているとkjは考えていますが、どうでしょうかね。話は変わって長瀬氏の話で面白かったのは、e-learningのゼミの話であった。帰りの電車ないでも話を続けた。もっと知りたかった。ゼミの教授は誰でしたっけかな?



2005年3月8日火曜日

報告「書ほど楽しいshowはない」

 国語メディア研究会は、主催の中村氏の人柄からか、いつも、とても刺激的です。私たちは教える職に就いていますが、ここでは、新しいことを学ぶ楽しさを味わうことができます。
 講師の林氏は長野県の高校で多くの実践を積み重ねてきた方です。特に放送部の指導の中で、メディアリテラシーに関わってこられたようです。しかし今回は彼の本職、「書道」に絡めてのワークショップでした。



 書道に「 」を付けたのは意味があります。筆と墨と半紙を使って何かを表現するのですが、それは文字にとどまりませんでした。
 例えば、自分の好きな言葉を一本の線で表現する、音声表現の言葉を紙に表現する(音を紙に記録する)、紙に記録された音を再現する、等々。
 うまく説明できなくて申し訳ないのですが、普段まったくしない発想と行動をしました。
 最も基本的なメディアを用いて、様々なことを伝達する。目的は伝えることと受けとめることだと思うのですが、「書く文字の自由度」とでも言うのでしょうか、そんなことを感じました。
 半紙に書かれた線や文字を、書き手の意図を考えながら自分なりに読み解いてゆく作業は、メディアリテラシーそのものでした。
 メールはこれらの対極にある事も指摘されており、このワークショップが広がりを持つ可能性も感じました。
 さて、私たちの研究会ではどんなことを学んでゆきましょうか。具体的に検討してゆきましょう。
(jimitsu)

2005年3月4日金曜日

かながわメディアリテラシー研究所主催企画のおしらせ

3月例会
日時)3月18日(金)18:30~20:30
場所)相模原市立南新町児童館
   小田急線相模大野駅徒歩3分
内容)2005年度活動計画・4月例会にむけて

今回は準備会につき、一般の参加についてはお断り申し上げます。(ごめんなさい)
次回例会(4月15日)よりオープン参加に向けて準備しますのでお待ちください。
このブログ上でご案内いたします。
6時頃に開錠し、利用できるようにしておきます。
駐車2台まで可.
不明な点は中山まで問い合わせてください。

民放連メディアリテラシー・セミナー2005(報告)

放送業界人自身のメディアリテラシーが必要だ!
2人のドン(エビ・ナベ)が自らのリテラシーのなさで失脚したというのに、、、
と、民放のメディアリテラシー実践を一刀両断したのは平田オリザ(劇作家、演出家)である。



(パネル討論「民放のメディアリテラシー活動を拓く」)
平田は全国各地で年間100を超える演劇のワークショップを実施している経験から以下の点を指摘した。
1企業のメセナはいまや、市民を支援させてもらう、というスタンスである。プロ野球再編さわぎでの球団経営会社の対応に象徴されるように、直接客と向き合わない業種は、社会のニーズを見失っている。(線さえ引けば競争がない鉄道業 収益の90%は広告収入のマスメディア 12球団中半分がこの2種におさまる。)業界人が学校を訪問して「教えてあげる」という方法論が古すぎる!
2学校とアーティストをつなぐコーディネイターの育成が急務である。地域の図書館などが両者の橋渡しをしなくてはいけない。
3コミュニケーションデザインにダウンサイジングの発想が欲しい。大がかり、かつ 「表現、表現」と、押しつけがましい出張講座。アートマネジメントに教えなくてはいけないものはない。何からやってもいい。「表現をしない」という表現方法も講座参加者に保障しなくてはいけない。
  
「気づき・学び」をワークショップで展開するのと、授業で展開するのでは発想が異なってくる。平田の表現教育ワークショップの手法は、そのまま授業の方法論にとりいれるのは難しい。が、メディアリテラシーを授業でやるときのヒントに満ちている。
(中山)



2005年3月2日水曜日

体験!メディアのABC

「体験!メディアのABC」は2002(たぶん)年にNHK教育で放送していた番組です。
http://www.nhk.or.jp/abc/ja/frame.html
今回まとめて再放送されるので、放送予定を載せます。
メディアリテラシーの基本的なことを学べるプログラムになっています。



2/24(木)→過ぎちゃいました。jimitsuは未編集ですがmpegに撮ってあります。
午前2:50~3:05 映像の合成
午前3:05~3:20 メディア
午前3:20~3:35 アップとルーズ
午前3:35~3:50 組写真
3/03(木)
午前2:50~3:05 インタビュー
午前3:05~3:20 写真と文章
午前3:20~3:35 キャッチコピー
午前3:35~3:50 アニメーション
3/10(木)
午前2:50~3:05 ビデオの撮影
午前3:05~3:20 照明
午前3:20~3:35 録音
午前3:35~3:50 音響効果
3/17(木)
午前2:50~3:05 ビデオの編集
午前3:05~3:20 インタビューの編集
午前3:20~3:35 ナレーション
午前3:35~3:50 コマーシャル
3/24(木)
午前2:50~3:05 ボディランゲージ
午前3:05~3:20 演出
午前3:20~3:35 構成
午前3:35~3:50 手紙・電話・Eメール
以上です
(jimitsu)

南新町児童館の地図

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南新町児童館の地図です。
リンクしてありましたが、相模大野駅からの地図をアップします。(jimitsu)