日時:1月12日(金)6:30~ 場所:相模原市立南新町児童館
担当は、中澤邦治と遠藤智子さんです。
今回は句会タッチの映像づくりのワークショップです。
俳句の句会のようにその場で映像をつくり、それをみんなで見て楽しみます。題して『5-7-5秒で世界を切り撮る』映像会という新しい試みです。
予定を1週間早めて1月12日(金)6:30~ 実施になりました。場所はいつものところです。
今回のねらい ①Windowsのビデオ編集ソフトMovie Makerを使って簡単な映像作品を作る。 ②映像作品製作にあたってはモンタージュの技法を学ぶ ③出来上がった作品を皆で鑑賞して、批評し合う。 ④映像作品の構成方法と俳句の作り方の共通点や相違点を分析し、文字メディア表現と映像メディア表現の相関性や相違点を探る。
以上のことに興味のある方、ふるってご参加ください。それと、学校や会社でプレゼンをやる際に、パワーポイントだけでなく、編集した映像も映してみたいという人もきっと参考になります。また、ホームムービーや学校行事等を撮影だけでなくきちんと編集したいと思っている人にも参考になります。
事前に用意するもの ①ムービーやデジカメで撮った動画ないし静止画(MPEG/JPEG形式のもの)を作品素材として持参してください。(記憶媒体はフラッシュメモリーやCDRなど互換性のあるものにしてください。) ただしムービーの場合はムービーをそのまま持参してもいいし、ミニDVテープのみの持参でもよいです。なお、SDカードは不可なのでムービー本体を持参してください。(アナログ系のムービーはカメラ持参でお願いします。それをそのままプロジェクターに映し出して、その画面をデジタルムービーで撮影して作品素材にします。) ②必要ならば、音楽CD。映像と合わせたいBGM用として使用します。 ③なお、Movie Makerというソフトの入っているノートパソコンを持っている方は持参してください。
課題 作品のテーマ設定はありません。自由です。それでは作りにくいという人は季節の風景を課題にしてください。(俳句の兼題のように)とにかく、あなたの伝えたいことがそのままあなたの映像作品のテーマです。
作品例があります。 メンバーの方は中澤が作った作品を見れます。メーリングリストのグループのページのブリーフケースの中にあります。(2006年12月22日付け)ファイルタイトルは「菊の情景」(5-7-5のような感じ)「猫の秋」(5-7-5-7-7のような感じ)メディアプレーヤーで起動します。(マックユーザーの方はメールで連絡してください。)参考にしてください。続編も製作します。遠藤さんの俳句を選んで、その世界を映像に表現してみようとも思っています。乞うご期待。
当日の流れ ①持ち寄った作品素材をパソコンで編集する。(事前にメーリングリストのグループのファイルホルダーを使って作品を製作していきたいと思います。したがって当日の参加者には映像編集に慣れていて出来上がった映像を持ってくる方がいると良いですね。当日ごたごたせずに事が運ぶと思います。) ②プロジェクターで皆で鑑賞する。 ③俳句などとの文字メディア表現との共通点や相違点について考察する。 ④DVDに焼く。(時間がないかもしれません)今回のワークショップの作品製作上の留意点 ①作品は5・7・5秒の3カット(ショット)で構成するか、5・7・5・7・7秒の5カットで構成するか、5・7・5・7・7・5・7・5の8カットで構成する。 ②基本的に秒数は目安なので厳密でなくても良い。ただし、カット数は3カットか5カットか8カットかを選び、厳守する。
今回のワークショップのタイトルにひそむねらい 映像作品製作の入門編としてよくおこなわれるものにワンシーン・ワンカット映像作品製作があるが、これはシンプルであるがゆえに初心者にはかえって抽象的で難しい。そこで今回は、カットの組み合わせで個性的な表現が思い思いにできるモンタージュ技法を採用した。俳句がいわば数個の言葉によるモンタージュ手法の文芸だとみなせば、映像作品も逆にそれになぞらえて、俳句短歌等の詩歌で一般的な定型詩の5・7・5・7・7の31文字を機械的に秒数にしてみた。したがってそれぞれのカットの秒数にはあまりこだわりがない。むしろ映像表現では、カットの散らせ方にほどよいリズムというものがあると思われ、ワンカットの秒数も気持ちのいい秒数というものがあり、そこらあたりを工夫してみるといいだろう。(皆さんの作品を比較したいのでカット数は3か5か8かにしてください。8カットで31秒である。これはほぼ30秒CMの長さと同じである。なお作品はたくさん作ってもいい。)(註 モンタージュ:映画で、各ショットのつなぎ方で、単に足したもの以上の新しい意味を作り出す技法〔広辞苑〕)
映像製作教室のお誘い メンバーの方はメーリングリストのグループのブリーフケースを使ってやり取りします。基本的には静止画やMPEG形式の動画(素材)をブリーフケースに投げてください。あとはメールでやり取りします。とにかく素材がありそれを編集するコンセプトが人に説明できれば作品は出来ます。メンバー以外の方は当研究所に連絡をお取りください。メールの添付ファイルでやり取りします。(以上)