2005年1月30日日曜日

メルプロジェクトシンポジウムのご案内

2月19日(土)、20日(日)のメルシンポジウムの受付が始まっています。下記のURLからHPに入ってエントリーして下さい。
メルプロジェクト



ちなみに私は19日のみの参加です。終了後kmnpasのミーティングの予定でしたので、懇親会は申し込みませんでしたが、出たい方がいらっしゃいましたら合わせますのでご一報下さい。例年懇親会の申し込みはすぐ一杯になってしまうようなので、出るなら早めに申し込んだ方がよろしいと思いますので。(松ユリ)



原稿用紙というメディア

今日、小学校の先生の話を聴く機会があり、そこで面白い話題が出ました。いまどきの小学生は、原稿用紙を見ただけで「ヒーッ!」と嫌がるそうです。「どうも、升目を埋めなきゃなんないというのが抵抗あるみたいなんだよね。」ということらしく、詩を書かせたいなんて場合は、白紙の紙の下の部分に可愛らしいイラストなんか入れたのを渡すと書いてくれるとのこと。運動会と遠足のあとこれを配られて「あと、3行書いてごらん。そうすれば2枚目に行くから。」なんてプレッシャーを掛けられた記憶を「原稿用紙」が喚起させるのかもという話でした。
子どもたちが気軽に書き込んで来るネットの掲示板や携帯メールの画面には確かに升目はないもんね。(松ユリ)



2005年1月26日水曜日

『不安の正体』

今読んでいる本で面白いのは、不安の正体 メディア政治とイラク戦後の世界という本。金子勝や宮台真司や藤原帰一の討論集(kjnakazawa)



2005年1月24日月曜日

国語メディア研究会

以下の案内が届いています。興味のある方はご参加下さい。



第29回国語メディア研究会
『言葉と映像の違いは本質的である』 講師 宇佐美昇三(駒沢女子大学 教授)
 日時・・・2005年2月5日(土)午後5時30分~7時30分
 会場・・・高津市民館 第4会議室 ℡044-814-7603
 参加費…1000円



第30回国語メディア研究会
 ワークショップ『書ほどすてきなSHOWはない』講師 林直哉(長野県梓川高校教諭・メルプロジェクトリーダー)
 日時・・・2005年3月5日(土)午後5時30分~7時30分
 会場・・・高津市民館 第4会議室 ℡044-814-7603
 参加費…1000円



                              (松ユリ)



アート・ミーツ・メディア:知覚の冒険

下記の展覧会が開かれています。興味のある方はどうぞ!スージーからの紹介です。



アート・ミーツ・メディア:知覚の冒険



会期: 2005年1月21日(金)─ 3月21日(月・祝)
会場:NTTインターコミュニケーション・センター[ICC] ギャラリーA,B,5Fロビー,エントランス・ロビー
主催:NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]
協力:ブリティッシュ・カウンシル



http://www.ntticc.or.jp/Schedule/index_j.html



2005年1月16日日曜日

研究所設立趣意

ひとは様々な情報の中を生きている。その情報を的確に整理、理解するための知識、技能、すなわち「リテラシー」は生徒に体得させるのが教育現場で働くわれわれの使命のひとつである。
 かつて「リテラシー」といえば、活字文化における「読解力」を意味していた。知識注入型の教授法が有効に機能していた。しかし、現代ではメディアの巨大化、多様化によって、学校は読み書きを教えるだけではすまされなくなってきた。
 だから、コンピュータの情報処理を学べばいい、視聴覚機材を有効に使えばいいのだ、ということではなく、それぞれのメディアがどのような情報装置なのか、メディアを通じて受容される情報がどのようなもの(どう編集されたもの)なのか、といったメディアの意味論的考察なしには「リテラシー」を教えることは覚束ない。
 例えば、かつての学問的「教養」や「文芸」の有用性が脅かされつつある事態にわれわれはどう対処するべきなのか。メディアの輻輳(メディアミックス)によってより見えにくくなっているテクスト-コンテクストを読み解くコードをどのように生徒に提示していくべきなのか。

 こうしたメディア分析的な視点が教育現場でも明確に意識されていないかぎり、主体的、批判的な判断力をもつ社会人の育成は困難であるとわれわれは現状を捉えている。この現状認識をほぼ共有する有志によって、教育現場で働くわれわれ自身のメディア理解、メディアリテラシー理解を深めること、メディアリテラシー教育の方法論を教育実践の事例を通して探っていくことが本研究所の設立趣意である。
 とかく発想が硬直しがちなわれわれに自由で斬新なアドヴァイスをしていただける有志の参加も歓迎である。そして、活発な議論を多くのみなさんと共有できればと思っている。

活動計画

■活動期間を暫定的に2005年4月~2007年3月の2年間とする。
1研究活動
 【定例会】月1回程度の発表、意見交換を行う。
 【blog運営】ネット上での意見交換を恒常的に行う。
 【業界専門家、研究者との交流】年4回程度ゲストスピーカーを招く。
 【研修行事】外部団体主催行事などに参加する。
2広報活動
 ・研究活動の経過や成果を、blog、リーフレットなどで広報する。
 ・一般参加型の学習会を企画する。
 ・年間の活動を小冊子にまとめる。