2005年3月8日火曜日

報告「書ほど楽しいshowはない」

 国語メディア研究会は、主催の中村氏の人柄からか、いつも、とても刺激的です。私たちは教える職に就いていますが、ここでは、新しいことを学ぶ楽しさを味わうことができます。
 講師の林氏は長野県の高校で多くの実践を積み重ねてきた方です。特に放送部の指導の中で、メディアリテラシーに関わってこられたようです。しかし今回は彼の本職、「書道」に絡めてのワークショップでした。



 書道に「 」を付けたのは意味があります。筆と墨と半紙を使って何かを表現するのですが、それは文字にとどまりませんでした。
 例えば、自分の好きな言葉を一本の線で表現する、音声表現の言葉を紙に表現する(音を紙に記録する)、紙に記録された音を再現する、等々。
 うまく説明できなくて申し訳ないのですが、普段まったくしない発想と行動をしました。
 最も基本的なメディアを用いて、様々なことを伝達する。目的は伝えることと受けとめることだと思うのですが、「書く文字の自由度」とでも言うのでしょうか、そんなことを感じました。
 半紙に書かれた線や文字を、書き手の意図を考えながら自分なりに読み解いてゆく作業は、メディアリテラシーそのものでした。
 メールはこれらの対極にある事も指摘されており、このワークショップが広がりを持つ可能性も感じました。
 さて、私たちの研究会ではどんなことを学んでゆきましょうか。具体的に検討してゆきましょう。
(jimitsu)

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