2005年5月1日日曜日

『CM批評』の授業のあり方

 5月のかながわメディアリテラシー研究所の月例会は、5月19日(木)6時30分から南新町児童館で行います。今回の発表者はわたくしkjこと中澤です。テーマ「『テレビCM批評』の授業のあり方」です。
 今回は参加者のみなさまとともに、今のCMをビデオで見て、分析をします。テレビCMの映像技法・音声技法そして全体の構成を分析し、CMが単に商品やサービス、企業イメージを宣伝するだけでなく、ステレオタイプ的な考えや、ライフスタイルなどの価値観を提示していることを読み解きます。
 そのためにはどのような手法を用いればよいのでしょう?『テレビCM批評』の授業はどうあればいいのでしょうか?
 テレビCMは単に経済学の文脈や消費者教育の文脈で展開されるだけではなくて、「映像言語」という新しい言語、新しい意味の組み合わせを形成する新しい言語であるとする記号論的な分析が求められていると思います。
 現代では商品にではなく、商品のイメージに高いお金を支払っているともいえます。商品そのものではなく商品の持つブランドイメージの対価として高額な支払いをする。ナイキの運動靴はそういうものです。では、マクドナルドは?ディズニーランドは?
 テレビCMを記号論的に読み解く…。はたしてこの企てはうまくいくかどうか。楽しみにしていてください。
 メニュー*kjのこれまでの取り組み→具体的にCMを見て分析→分析シートをもとに議論→「CM批評」の授業の今後
  

1 件のコメント:

  1. 楽しみにしています。
    CMは題材としてとてもおもしろく、様々なアプローチができますよね。私も授業で取り上げたことがあります。
    一番たいへんだったのが教材作り。録画して編集するわけですが、これが意外と時間がかかって苦労しました。
    そのあたりのお話も聞かせてください。
    ところで、「コメント」と「トラックバック」の違いが今ひとつのみこめていません。
    試しにこの文はトラックバックに書きました。

    返信削除