小山氏のお人柄がジワリジワリと出ていて、その場を楽しむことができました。これこそ、小山氏が力点を置いていた組織の活性化の要である「インフォーマルなコミュニケーション」ですね。
(「インフォーマルなコミュニケーション」は当研究所kmnpasの肝でもあります。君たちはフォーマルになりようがない」とのツッコミがありそうですが。それと、小山氏は当研究所のメンバーでもあります。)
インフォーマルな仕掛けをどのようにフォーマルに入れ込んで、共感の場、共感のネットワークを作っていくか、というのは経験知に基づくものだと思いますが、「お人柄がジワリジワリと出てい」るなあと感じさせる小山氏は表と裏のネットワークの達人です。
一言でいうと「しなやか」なんですね。
はじめの資料見学のときに「持続可能な開発」関係のコーナーに小山氏が言及しましたが、これが妙にわたしの頭に残っていて、その後の話とリンクしてました。「持続可能性」とか「持続可能な社会」といったことを組織論として考えるたときに「面白さ」は外せないキーワードの一つだなあ、と話しを聞きながらつくづく感じました。メディア・リテラシー教育を考える上でも、「面白さ」を外したら持続可能性は失われるのでしょう。
公共空間の1つである学校に「面白さ」を持ち込むのもなかなか難しいですが、メディア・リテラシー教育それ自体がその部分を担うものとして機能するのもいいんじゃないかなあと思います。でないと、学校の持続可能性だって危ういですよね。
「持続可能性」という用語の濫用だとしたらすみません。因みに「持続可能な」という"sustainable"の訳語は「しなやかな」と思い切って訳しちゃったほうが良かったのでは、その方が持続可能だと思いませんか?(中山)
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