2006年11月2日木曜日

11月3日 武蔵大学の白雉市民映像祭2006に出ます。

 所員の中澤です。



 11月3日(金)文化の日に武蔵大学主催の白雉市民映像祭のシンポジウムに出ることになりました。私が出るのは「今、映像教育を考えるシンポジウム…学校教育の現場における映像教育実践」で、時間は、18:00~20:00です。詳細は以下のとおりです。



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「白雉市民映像祭2006」の御案内
 武蔵大学(東京都練馬区)では、11月の学園祭(白雉祭)期間中の3日、5日に、「白雉市民映像祭2006」を開催します。
 この内、5日のシンポジウム「映像がつなぐ地域社会」は、練馬区と共同で練馬区NPO活動支援センター事業の開始を記念して行います。 講演、シンポジウム、東京ビデオフェスティバル事務局による「市民ビデオの30年史を語る上映会」、全国の映像制作団体による招待作品上映会&活動紹介と盛り沢山の内容ですので、ぜひ多くの方の御参加をお待ちしています。
 なお高校生映像制作ワークショップ、映像コンテストの参加募集をしています。詳しくは白雉市民映像祭のサイトをご覧ください。



[サイト]http://www2.musashi.jp/nnpoc/
[日時]11月3日(金・祝)9:00~20:00、5日(日)10:00~19:00
[会場]武蔵大学8号館8階50周年記念ホール、その他
[費用]無料
[問い合わせ]武蔵大学 企画運営部 企画広報課 公開講座係
       〒176-8534 東京都練馬区豊玉上1-26-1
       TEL:(03)5984-3713、E-mail:pln@mml.sec.musashi.ac.jp



11月3日(金)文化の日
■今、映像教育を考えるシンポジウム…学校教育の現場における映像教育実践
 (18:00~20:00)
〔司会〕
◎松本恭幸
 武蔵大学社会学部メディア社会学科助教授
〔パネリスト〕
◎小川直美
 対話プロジェクト代表
 (http://www.jca.apc.org/taiwa/
◎加藤久晴
 法政大学講師、元東海大学教授、元日本テレビ・プロデューサー/ディレクター
◎清水健太郎
 群馬県立女子大学(情報処理担当)、玉川大学文学部リベラルアーツ学科チ ューター、明治大学和泉AV/ITサポートサービス(プロジェクトリーダー)、 元玉川学園高等部(情報教育で高校生の映像制作を指導)
◎中澤邦治
 神奈川県立高等学校教員、かながわメディアリテラシー研究所
 (http://kmnpas.cocolog-nifty.com/blog/



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時間のある人はぜひ足を運んでください。



また、後日このブログで報告したいと思います。



1 件のコメント:

  1. 白雉市民映像祭初日(11月3日)の事
     所員の中澤です。武蔵大学に行ってきました。白雉市民映像祭「今、映像教育を考えるシンポジウム…学校教育の現場における映像教育の実践」うちの研究所からも松田さんと同僚のTさんそして有吉さん(はるばる京都から)が応援に来ていただきました。ありがとうございました。
     はじめに各パネラーから実践報告がありました。小川直美さんは対話プロジェクトの活動として日本の高校(例えば自由の森学園)とアフガニスタンやイランの高校とをテレビでつないで交流する活動を紹介されました。加藤久晴さんは東海大学の学生が実施している「東海大ミネスタウェーブ」というケーブルテレビでの放送活動をお話されました。番組のうち「毒ガス3部作」を紹介され、「毒ガスの悪夢が今も…」でマスメディアでは取材できないところまで踏み込んでいく市民メディアのあり方を示しました。清水健太郎さんは昨年まで勤務されていた玉川学園の高等部での「メディア・リテラシー」という科目の実践報告をされました。充実した施設・設備と氏の綿密な授業デザインをベース生徒が自主的に映像作品を作り上げていく過程が説明されました。最後に生徒の作品「花火」が上映されました。私は最後に、通信制高校での取り組みということで部活での映画製作の現在までの過程を報告しました。生徒の力を引き出させ、生徒を変えていく「映像の力」というものを力説した話になったのではと思います。私もドラマ「THE通信制高校」(9分7秒)を上映しました。
     そうやって各パネラーが手持ちの映像をいれますと2時間のシンポジウムでは時間不足だったかもと時間の少ないのには残念でした。質疑の時間が少なかったことです。(でも主催者として松本恭幸先生は最大限時間を延長したのには感謝です。)質疑は観客の質問に答える形でした。私の勤務する通信制高校の仕組みとか質問を受けてしまいました。
     映像教育はまだ端緒についていないかも知れない。今回のが、映像教育が今後どうあるべきかその結論がでるシンポジウムでもないでしょう。映像教育の発展・深化にむけ今後さまざまな試み・実践がされていくことを望みます。まとめ役の佐藤博昭さんからはいろいろな意見があり、今後を考えるにあたって参考になりました。①映像制作においては「表現」ということを自分はいまこだわっているということ。②さまざまところ・文脈で行われている今の映像教育をもっと横断的につなぎ、テキストの共有化が出来ないか。③若い人には映像がまるで楽器のようになっていければいいとも発言された。そうなれば「対話プロジェクト」の海を越えたテレビ電話はバンドということかも。この佐藤さんの言葉、いい言葉だと思った。なるほど楽器のようにカメラ撮影や編集を楽しみ、ライブのように自分の作品を人に見てもらう。(そのようなカフェはある)しかもそれが特別のことでなく、高校生・大学生など若い人たちの当たり前の文化として、「場」として「ある」こと、それが当たり前のこととしてあるだろう近い将来を私はうきうきと思い描いたのだった。(おわり)

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