2005年10月1日土曜日

研究所企画 第7弾

10月例会のお知らせ
「『学習指導要領』におけるメディアリテラシーの位置づけ」


日時:11月2日(水)18:30~
場所:相模原市南新町児童館(小田急線相模大野駅南口徒歩5分)

報告者:中澤邦治(kj) 高校教師
 
 今回のテーマは「『学習指導要領』におけるメディアリテラシーの位置づけ」です。
 報告者はkjこと中澤邦治です。
 今回のねらいは、「学習指導要領」をテキストとして分析し、メディアリテラシーがそこではどう扱われていて、今後学校でメディアリテラシーを取り入れていくにはどうしたらいいのか、メディアリテラシーの学校における位置付けと今後の展望を明らかにしたいということです。
 今回は「高校」を取り上げます。
 また、メディアリテラシーという言葉に大分多義性があって混乱を招きやすいのでその言葉についての一定の整理もしたいと思います。(ちなみに「学習指導要領」ではメディアリテラシーという語は使用されていません。メディアという語は使用されていますが、その意味内容を分析する必要があります。)
 メディアリテラシーと関連性のある語との比較では、先日の松ユリ氏の発表の際のハンドアウト内の「森田(2004)『四つの関連教育と各々が育てようとする力についての試行的外観』」がとても参考になります。 
 「メディアリテラシー」の教育・「情報リテラシー」の教育・図書館利用教育・情報教育の4つです。
 これらの区分は「学習指導要領」を読み解く上でとても重要です。また、osm-chikaテーゼと呼んでおきますが、「メディアリテラシー」は情報の受け手の教育であり、「メディア教育」ないし「メディア学習」または「メディア」そのものは送り手側に属するものではないか、という指摘が近いところからありました。一考に値します。
 またリテラシー(たぶん国語の領域)と読書教育(たぶん図書館の領域)とメディアリテラシーとの関連も大変に興味のあるところです。
 さらに、仮にメディアリテラシーを一科目とした場合、それは社会科なのか情報科なのかはたまた国語科なのか家庭科なのか芸術科なのかいったいどこに属するのか?という問題もあります。
 最後にマスメディアに対するリテラシーと市民メディア(この文脈では学校メディアと言うべきでしょうか)のリテラシーとの関係についても触れなくてはならないでしょう。
 多くの方の参加をお願いいたします。6:30から始めます。

1 件のコメント:

  1. 初めまして。
    私はメディアリテラシーを学んでおります学生です。
    是非、例会に参加したいのですが、
    学生でも可能でしょうか?
    また、11月2日以降の例会の日程がお決まりでしたら、お知らせして頂きたいです。

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