動画を撮るのが冬休みの宿題と化した今回の企画、デジカメで動画を撮るのははじめてで、カメラの操作から覚えることになった。でも自分のパソコンでMovie Makerを見つけられず、CDに書き込むこともできず、結局デジカメとケーブル持参で素材だけ持って来ることに。
当日はまず、どのようなイメージの作品を考えているかということで、中澤さん自身による作品例を見ながら『5-7-5秒で世界を切り撮る』の趣旨を理解する。
そしてMovie Makerによる編集のやり方を教わって、各自作品づくりにとりかかった。パソコンがフリーズしたりのアクシデントもあったが、参加者全員がなんとか完成にこぎつける。もう編集もすませて作品のみ持参の人もいて、基本的なスキルの違いを感じる。
でもなんといっても面白かったのは、やはりみんなの作品を見ることだった。
編集の過程で見ることのできた作品もあったが、まったくはじめて見る作品もあり、楽しい。つくり方も違えば、表現方法もまったく違い、楽しい時間となった。
以下、記憶で書いているので、順番が違うかもしれないけど、参加者の作品について。
E:俳句と静止画像、音楽との組み合わせ、ほぼ出来あがっている状態の作品に音楽をつけていた。言葉と映像を組み合わせたところが、個性という感じで、起承転結のはっきりした作品となった。
O:タイトル「三校四季」、写真の迫力に圧倒される。写真の組み合わせ、順番がもう出来上がっていて、何秒ずつで配置していくか、音楽をどうつけるかが主な編集作業だった。何しろ写真がすばらしいので、完成度が高かった。
T:タイトルなし、音なし、ただ動画をつないでみただけ。池→グランド(運動部が練習中)→夕焼けと木立→棚の置物→猫。基本的に動かない対象をカメラを動かして撮っていると言われた。音がないのは、ズームをやってみたかったからなんだけど、ズームというのは映像作家の奥の手である、とも。(やっちゃいけないことなんですネ)
Mi:たぶん、音をつけようとしてフリーズしていたのかな? でも作品はすでに出来あがっていた感じ。アニメーションの技法を使って、静止画像だけで構成しているのに動きを感じさせる楽しい作品。でもこれが出来あがるためには、何十枚もの写真を撮ったのだろう。
Ma:圧巻、作品の数も完成度も。自分で編集して音がついているというだけで、すごいなーと思っているのに、『5-7-5秒で世界を切り撮る』の趣旨に沿った作品から、楽しいお笑いビデオまで。感性なのでしょうか、ピザ生地をつくる機械を上から撮ったり、バスの車内と外の道路を同時に撮ったり、面白い映像を撮っている。映像詩というのか、ミュージッククリップ風というのか、そうか、そうつくるのかという感じだった。
こんな企画がなければ、動画を撮るなんて絶対しなかっただろうと思ったけど、動画の編集も面倒くさそうだけど、ここまで来るとやはり作品というものをつくってみたいという気にさせられる。タイトルがあって、音があって、私の作品、あこがれる(実行するかどうかはまた別の話ですが)。楽しかった、ありがとうございました。(E.T.)
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