2005年7月31日日曜日

ケータイの勉強、参考文献

第4回例会の参考文献・参考サイトをあげておきます

電子メディアのある「日常」~ケータイ・ネット・ゲームと生徒指導
酒井朗、千葉勝吾、伊藤茂樹
学事出版

ケータイ・リテラシー
下田博次
NTT出版

ケータイ学入門~メディア・コミュニケーションから読み解く現代社会
岡田朋之、松田美佐
有斐閣選書

情報モラル~ユビキタス社会のマナー&ネチケット
一橋出版

DeepLove完全版~第一部アユの物語
Yoshi
スターツ出版

『図解「儲け」のカラクリ』
インタービジョン21
三笠書房

国内各社ケータイのパンフレット及びHP

impressのケータイWatch
http://k-tai.impress.co.jp/

ITmediakモバイル
http://www.itmedia.co.jp/mobile/

ノキア・ジャパン株式会社
http://www.nokia.co.jp/index.shtml

ケータイの勉強、その後

第4回例会はまとまらない会となってしまいましたが、私としてはとてもおもしろかったです。
まとめられないので、話題となった言葉をあげてみます。

高校生はケータイをどうやって便利に使うかを工夫している、支出するお金も
安い通話料金で高いコンテンツを使っている
「悪」があるから微妙においしい
ケータイでも何千字も入力できるが書き流しになる、一覧性は必要
塾がe-Learningを導入している→通信教育のあり方、ニートの存在
ケータイは持ち運べるサイズであることが特徴→高機能パソコンを持ち歩いている!?
メールと「繋がっていたい症候群」
全て絵文字で書くメール
昔から長電話はあったがメールになってコミュニケーションが質的に変わった
情報化社会は人間を変えてゆく
ゲームは「ヒマなとき」にしているが「ヒマなとき」とはどんな時?
学校はケータイが嫌い?
板書をケータイで写真に撮る行為の是非
授業のあり方の問題、ノートをとる意味は何か、ノートのコピーは、テスト時間割の撮影は、
ペーパーレスの事務処理、
学びは書く行為であり書くための時間が介在するが、黒板を写真に撮るとそれがない、でも編集すれば…
口伝から紙への印刷に変わりケータイの写真へ変わった?
メモは道しるべ
学校、学習、授業における紙の意味
授業中にケータイで調べる行為は?
人質の処刑画像の流布→見て後悔、送りつける行為はまずい
某単位制高校ではHRの連絡を担任がケータイで生徒に送信している
授業の持つカルチャーとケータイのパーソナルな特徴
シリコンバレーの高校では禁止
持込可か不可か、カンニングのツール、持たせたい親もいる
学校はケータイではなく携帯電話
メールのマナー、2chの文法
バーチャルな世界で人間関係が希薄化するのではなく部分では濃密・複雑化、ムラ化
待ち合わせは消滅するはずなのに待ち合わせスポットは人混み
複雑な料金設定はわざとわかりにくくしている→お金的に使いこなすとは?
教育委員会は学校にパソコンを配っているが、もはやその時ではなく、生徒が持っているケータイに機能がある

結構いろんなヒントがあると思います。
私は「ケータイのパソコン化」や「情報化社会が人間をどう変えてゆくのか」あたりにウズウズしました。
「授業、ノート、ケータイでの撮影、ペーパーレス化」なんてのも展性がありそう。
この中にはきちんと授業で取り上げるべき内容があると思います。
私としては、もやもやの中に一筋の光明を見いだせた会でした。
参加してくださった皆様、ありがとうございました。

2005年7月20日水曜日

「メディアリテラシーの学校」夏期講習

当研究所主催 夏のイベントのお知らせ



日時 : 2005年8月27日(土) 
      午後1時30分~5時 <開場午後1時>
場所 : 川崎市麻生市民館 第1会議室                   (小田急線新百合ヶ丘北口徒歩2分)
 
内容 :



「メディアリテラシーの学校:夏期講習」時間割



1時間目 13:30~14:30 『報道番組のつくり方』
講師:小林和男氏
「はい!テレビ朝日です。」プロデューサー
内容:報道番組といっても、ニュースなのかドキュメンタリー番組
なのかではつくり方がまるで違う。いったいどう違うのか?
具体的な番組制作のプロセスとは? など



2時間目 14:40~15:40 『市民メディアの可能性』
講師:下村健一
元TBSテレビアナウンサー(兼ディレクター)/TBSラジオ「下村健一の
眼のツケドコロ」(ナビゲータ)/TBSテレビ『みのもんたのサタデーず
ばッと』内「ずばッとリポート」(取材キャスター)
内容:「市民メディア」の、「プロ」メディアに勝る魅力とは何か?
「市民メディア」の活動自体が、メディアリテラシーを体得する
最高の学校である理由とは? など



3時間目 15:50~16:50
討議:「学校でメディアリテラシーをどう教えるか」
内容:学校という装置を使っていかにメディアリテラシーを伝え
考えていくのか? カリキュラムはどうする? など





入場無料 予約不要です。プロのメディア、ノンプロのメディアそれぞれの専門家の講義を踏まえて、学校という装置を使ってそれらをどう伝え考えていくか、参加者全員で討議しましょう。



お問い合わせ kmnpas6@yahoo.co.jp



2005年7月3日日曜日

夏の研究大会のお知らせ3つ

その1 日本国語教育学会主催 第68回国語教育全国大会     
日時:2005年8月8日(月)~9日(火)
場所:青山学院大学



2日目午後のワークショップ分科会の1つで、国語メディア研の中村純子さんの「メディアリテラシー」が行われます。



詳しくは下記のリンクからご覧下さい。
http://www.e-sensei.ne.jp/nihonkokugo/taikai.htm



その2 大阪教育大学教育実践総合センター主催 第6回大阪教育大学教育実践フォーラム
「広げようメディアリテラシー教育」
日時:2005年8月22日(月)
場所:大阪教育大学天王寺キャンパス



鈴木みどり氏の基調講演をはじめ、森田英嗣氏ら主催者代表による座談会「学校でのメディアリテラシー教育の今後を考える」が興味深いです。



詳しくは下記のリンクからご覧下さい。
 http://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~care/forum/index.html



その3 学校図書館問題研究会主催 第21回全国大会2005年神奈川大会
日時:8月7日(日)~9日(火)
場所:箱根町 ホテルおかだ



7日のナイターと8日の分科会の1つを松田が担当します。「LibraryNAVI」という新しいツールを通して学校図書館におけるメディアリテラシー教育と情報リテラシー教育について考えます。申し込み期日が7月5日に迫っています。お知らせが遅れて申し訳ありません。



詳しくは下記のリンクからご覧下さい。
http://homepage3.nifty.com/gakutoken/taikai/2005taikai1.html



(松ユリ)