昨年夏、日本図書館協会学校図書館部会夏季研究集会で、フランスの学校図書館事情とともに、メディア教育の状況を知ることができました。フランスでは、1989年に学校図書館専任専門の「ドキュマンタリスト教諭」資格が新設され、このドキュマンタリスト教諭はメディア教育推進に大きな役割を果たしています。
学校図書館がメディア教育? と思われるかもしれません。昨年3月発行の『フランスの公共図書館60のアニマシオン』(ドミニク・アラミシェル著 辻由美訳 教育史料出版会 2010)を見ると、従来紹介されてきた図書館のアニマシオンの活動が、読書だけにとどまらない広い範囲の活動をさしていることがわかります。音楽や絵画、画像・映像分析の分野が入っていることに驚かされます。
『フランスの公共図書館60のアニマシオン』のなかから、二つを選んでやってみます。入手できる本の都合や、本当は何回かかけて行う活動を1回で行うなど、全く本の通りではありませんが、活動の趣旨を生かして、実験的に行います。
1 物語と映画 今昔物語と川本喜八郎の短編アニメ(8分)
2 アンソニー・ブラウンの絵本とシュールレアリスム
3 付録
報告者:高橋恵美子
無料 どなたでも参加できます。
日時:2011年4月22日(金) 18時30分〜
場所:都合により変更になりました。詳しくはコメントをご覧下さい。